社会学とは?テーマを紹介!キーワードも。

社会学ってなに?という人に、社会学が扱うテーマやキーワードをお伝えします。
気になるものがあれば卒論や研究に役立つかも。

社会学とは?テーマを紹介!キーワードも。
-はじめに-

社会学が「エセ学問」なんてな風に叩かれることがあるのは、なんでもテーマになってしまうからです。
「社会〇〇学」または「〇〇社会学」と言えばなんでも社会学になってしまう、一種の不埒さがあります。
別記事で紹介した通り、当たり前のことを検証する学問なので、「そんなの当たり前じゃん!」と社会学部以外の人間から言われることも多々あります。
だからか「役に立たない!」なんて叩かれる(?)こともしばしばあるのも事実ですし、部分的には賛成します。
とはいえ、面白い学問でもあるので、どんな学問でどんなテーマがあるのかをご紹介して、
皆さんの学部選びなどの一助になればと思います。

社会学とは?テーマを紹介!キーワードも。
-テーマとキーワード-

よくあるテーマとキーワードを挙げるとこんな感じになります。
・(相互)行為論:エスノメソドロジー、会話分析
・文化論:ハビトゥス、文化資本
・階層論:社会的再生産、父職・母職、安田係数
・ジェンダー論:性役割、フェミニズム、セクシャリティ
・エスニシティ論:トランスナショナリズム、差別
・環境論:ナショナルトラスト
・ライフコース(福祉)論:所得補償、高齢化
・メディア論:プライバシー、情報公開、ネットワーク
・家族論:ゲマインシャフト、ドメスティックバイオレンス
・都市(政策)論:コミュニティ、アーバニズム、カジノ
・逸脱論:犯罪率、犯罪行動、イジメ、非行
・労働論:キャリア、ホワイトカラー・ブルーカラー、男女雇用機会、不法就労者
・国際論:世界システム、国際関係、紛争

これでも社会学の分野のうちの一部のテーマです。(全部列挙しようとするとメチャクチャ大変)
元々数学や物理が得意だった私は、社会統計学(社会調査)をベースに、このうちの階層論や逸脱論、メディア論がメインの分野です。
更にこれに付随して政治学、哲学、国際関係などもフィールドとしています。

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-テーマを限定しない考え方-

前節でテーマを列挙してご紹介しましたが、「〇〇論」だけで限定して学ぶ人もいれば、
「〇〇論」と「△△論」の両方で学んだり研究したりしていく人もおります。
というかどちらかというと後者が多いかもしれません。

例えば、ジェンダー論を主なテーマにしている人は、ジェンダーの労働・就職にも精通している場合が多いですし、
男女の階層についても研究したいと思って階層論を研究しだす方もいらっしゃいます。
多くの大学のゼミや研究室でも、ある程度の方向性や守備範囲はあるものの、
かなり守備範囲を限定して「うちでは〇〇論しかやりません!」という人たちは少ない気がします(まぁ一部はそういうところもあるのかもしれませんが、個人的には「それって社会学の根本概念からむしろ外れてしまうんじゃないの?」と突っ込みたくなります)。

というわけで、「私は〇〇論を研究しよう!」と思っても、他の分野の学びは止めないで頂きたいところ。
研究していくうちに他の分野の必要性が出てくると思うので、結果的にあとから「あの授業取っておけばよかった」なんてな風に思うことも、まぁまぁ発生し得ます。

社会学を学ぶ学部を選んだものの、そのあとのテーマや専門領域をどうするかで悩むタイミングは必ずやってきますが、
実は意外と専門領域ってあってないようなもの。
あまり堅苦しく考えず、社会学の自由さ・寛容さを頼りに安心して専門領域を選んでいって欲しいと思います。

社会学とは?テーマを紹介!キーワードも。
-キーワードからの派生-

キーワードを列挙しましたが、中には社会学に限らないものも含まれています。
社会学独特の定義や言葉の性質、というものも少ないです。
一方で、定義が「何年経っても一緒」なものもあれば「少し変わってきている」というものもあります。
例えばジェンダー論で言えば最近はLGBTの概念も加わってキーワードとなってきていますが、数年~数十年前にはあまり見られなかった(0ではないのですが)ので、
他の学問と同様に社会学も時代の流れや世相によってもその方向性や言葉の持つ意味が変わってくる部分があります。
むしろ社会学はこうした「流行り」に乗ることが多く、移り変わりの大きい学問です。
それだけに可能性は多く有していると言えるでしょう。

社会学とは?テーマを紹介!キーワードも。
-まとめ-

社会学の基礎的な考え方として、分野やキーワードを列挙してみました。
皆さんの興味を引く分野やキーワードがあると良いのですが。

個人的にはどの分野もそれぞれ楽しいものになっているので、
あまり好き嫌いせずに色んな分野を”つまみ食い”しつつどんなものなのかを実感していって貰いたいところです。
”つまみ食い”をさせる教員の教え方によっても”味わい”が大きく変わってしまうのが社会学の良いところであり、難しいところなので、
良い教員に出会うことができるかどうかが実は大きいファクターかもしれません。
或いは教員がいなくてもその分野に必ず良い著作が紛れているので、それを基に研究・学問を進めていくのが良い場合も多くあります。

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