Jリーグ2021順位予想―ルールと日程確認

2月に開幕するJリーグの順位予想!
2021年も少し特殊な日程・ルールなので、それらを含めた予想が必須です!!

Jリーグ2021順位予想―ルールと日程確認
-2021シーズンのレギュレーション-

まずはそのルール・レギュレーションを確認します。
何事もまずはそのルールや建付けの理解から…。テスト勉強するときの、「出題範囲」や「頻出問題」の確認の作業と同じことをやってみます。

〇選手交代
試合中の選手の交代は5名以内(交代回数はハーフタイムを除き3回まで)とする。

〇飲水タイム
2021シーズンもコロナ禍において選手への負担は大きく、また感染予防のため飲水ボトルの共有を不可としており、選手が給水しづらい環境であることから、以下ルールを適用する。
・原則、各試合においてWBGT値(湿球黒球温度)※によらず前半1回、後半1回の飲水タイムを設ける
・両チーム合意の場合は飲水タイムを設けないことも可能とする(WBGT値が基準を超えない場合のみ)
・2021年7月末までの実施とし、8月以降についてはその時点の状況に鑑み再検討する。

〇警告の累積
明治安田生命J1リーグにおいて警告累積が4回に達した場合、同大会の直近の試合が出場停止となる。

〇J1クラブ・J2クラブの入れ替えについて
J1における年間順位の下位4クラブがJ2に降格し、J2における年間順位の上位2クラブがJ1に昇格する
J1参入プレーオフは行わない

主な点を挙げてみました。
これらのポイントとしては、
・2020シーズン同様選手交代枠が多い(5枠)
・プレーオフ無し、かつ、20チーム中4クラブが降格する
の2点です。
こうしたことから、2021シーズンの予想される展開は、
・選手層の厚さが成績に影響しやすい
・下位グループになりそうなチームはリーグ戦の早い段階から残留する為の勝ち点クリアを優先することになる
といった点が挙げられます。

Jリーグ2021順位予想―ルールと日程確認
-2021シーズンの降格・残留ラインについて-

2020シーズンはフロンターレ独走となりましたが、以前までは最終節まで優勝がわからない混戦模様なのがJリーグの特徴でした。
ということで順位予想する上でのポイントは、残留争いチームの戦い方を分析することです。
そこで残留について考察してみます。
20チームが同一リーグにいたケースはここ5年間でありませんでしたが、
ここ6年間での下位から4番目となったチームの勝ち点の状況を挙げると下記の状況です。

2015年:34ポイント(アルビレックス)
2016年:30ポイント(アルビレックス)
2017年:33ポイント(サンフレッチェ)
2018年:41ポイント(グランパス)
2019年:36ポイント(サガン鳥栖)
2020年:33ポイント(横浜FC)
(平均34.5ポイント)

つまり1試合1ポイント強以上の取得が残留ラインと仮定すると、
2021シーズンは38節あるということで、38ポイント~40ポイント程度が降格ラインになってくる可能性が高いと予想します。
残留がノルマとなる昇格組のチームや2020シーズンの下位グループだったチームは、この辺りの勝ち点を確保することを優先させてくる可能性が高そうです。

Jリーグ2021順位予想―ルールと日程確認
-日程の確認-

新型コロナウィルスの影響によっては変更が出る恐れもありますが、
2021年2月5日現在の主な日程について確認します。

ゼロックススーパーカップ:2月20日

Jリーグ1節~16節:2月27日~5月30日
(6月3日キリンチャレンジカップ、6月7日W杯アジア予選対タジキスタン戦@大阪、11日キリンチャレンジカップ、6月15日W杯アジア予選対キルギス戦@大阪)
Jリーグ17節~21節:6月19日~7月11日
(7月22日~8月7日東京オリンピック)
Jリーグ22節~26節:8月9日~8月30日
(8月30日~9月7日W杯アジア最終予選??)
Jリーグ27節~31節:9月11日~10月3日
(10月4日~12日W杯アジア最終予選??)
Jリーグ32節~38節:10月16日~12月4日(34節、35節は未定)
(11月8日~16日W杯アジア最終予選??)

ポイントとしては、
・W杯予選とオリンピックがある為集中開催になりやすい
・38節あるうちのおよそ半分にあたる16節分が前半の3か月に該当
・真夏の時期は22~26節の5試合
・真夏にJリーグの試合数が少ない代わりに(開催されたら)東京オリンピックU-24チームに選出された選手は連戦となる
・後半の日程ではアジア最終予選とJリーグとで代表選出された選手は連戦になりやすい
これらが挙げられます。

これらから言えることは、
・最初の3か月での勝ち点の稼ぎ方がシーズン全体に影響を及ぼす可能性が高い
・よって2020年までのチームのベースがあるチームなど、スタートダッシュを切りやすいチームが優位の可能性が高い
・ベースアップとしては(年齢が高くても)即戦力となる新戦力の影響が大きい
・U-24チームに選出される選手が中心となっているチームはローテーションの必要性に迫られる

日程によるチームマネジメントは2021年の大きなポイントとなりそうです。
その他にも前述した通り、「交代枠が5名」いることや、昨今のJリーグ選手の移籍傾向から…
・チームの総力(16~20名程度のグループ)が形成されているかどうか
・夏に海外へ移籍していく選手がどれだけいるか
が順位に大きく影響を与えそうです。

Jリーグ2021順位予想―ルールと日程確認
-結論-

上記までを踏まえると、2020年シーズンの成績をベースにグループが形成される可能性が高いことから…。

上位グループ:フロンターレ、FC東京、グランパス、ガンバ、Fマリノス
中上位グループ:アントラーズ、セレッソ、サンフレッチェ、レイソル、レッズ
中下位グループ:ヴィッセル、コンサドーレ、エスパルス、サガン鳥栖、トリニータ
下位グループ:横浜FC、ベルマーレ、アビスパ、ベガルタ、ヴォルティス

大雑把に分けるとこのような4グループが形成されると予想されます。
2020年シーズンの順位表がそのままこのグループの形成となっていますが、
上記の日程やルールを踏まえるとこれも致し方なし…といったところでしょうか。
中上位グループと中下位グループ辺りに大きな差が出にくいので、多少のグループの”またぎ”があるかもしれません。
また個別の勝敗やグループの境界線上のチームの浮沈に影響を与えるとしたら、
降格可能性を持つ下位グループチームの戦い方(の変更や監督人事)や、下位グループチームと上位グループチームが対戦する時期(リーグ戦の終盤かどうか)が大きな要素となってくるので、
その都度ニュースをチェックしていきたいところです。

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