ガンバ大阪<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
2020シーズンは2位と躍進したガンバ大阪の2021シーズン移籍・戦力情報!
タイトル獲得に向けて盤石です。
ガンバ大阪<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-2020シーズン成績の振り返り-
順位:2位
勝ち点:65
勝利数:20
引き分け:5
負け:9
得点:46
失点:42
得失点:⁺4
相性の悪い夏場にやや失速したものの、
(それまでのポゼッション志向から転換)ハードワークを基盤とした堅守のチームを形成した後は17節から12試合負けなしを記録し、最終的には2位でフィニッシュとなりました。
17節時点では9位だったチームが、6連勝を皮切りに24節で2位に浮上するとそのまま2位を譲ることなくシーズンを終えました。
最後までフロンターレの優勝を阻もうと奮闘したのもガンバ大阪でした。
天皇杯でも準優勝し、タイトル獲得が視野に入ってきました。
FW陣では二桁得点者は不在で、14節の仙台戦(4-1で勝利)を除けば2ゴール以内の試合が続きます。
チーム得点王はパトリック選手(33試合9ゴール)で、そのあとに渡邉選手(33試合6ゴール)、宇佐美選手(30試合6ゴール5アシスト)と続きます。パトリック選手はゴールで貢献しつつ守備でもチームの大きな役割を担いました。
MFでは井手口選手がボール奪取力の発揮に加えてゴールやアシストなど攻守に奮闘(26試合4ゴール)したことが大きな支えとなりました。また大卒ルーキーの山本選手が台頭(27試合2ゴール)したことに加え、倉田選手や小野瀬選手もほぼ年間を通して活躍(それぞれ34試合4ゴールと27試合2ゴール)したこともチームの躍進の一因です。
守備陣では昌子選手と三浦選手が負傷などで調子を維持できませんでした(18試合0ゴールと20試合2ゴール)が、キム・ヨングォン選手と高尾選手が安定したパフォーマンスを見せました(28試合0ゴールと32試合1ゴール)。
中でも特筆すべきは東口選手で、ケガ無くシーズンを完走、セービングの安定など試合で見せる圧巻のパフォーマンスで(34試合42失点)7度のクリーンシートを達成しました。
ガンバ大阪<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-移籍OUT-
FW:
渡邉(完全)→横浜FC
アデミウソン(契約解除)→未定
高木(完全)→山口
MF:
芝本(レンタル)→相模原
DF:
新里(レンタル終了)→長崎(完全)
タビナス(レンタル終了)→水戸(完全)
松田(完全)→金沢
山口(完全)→東京V
GK:
猿田(レンタル終了)→横浜FC(レンタル)
イ・ユノ(レンタル終了)→未定
スーパーサブとして活躍し、ゴールも挙げていた渡邉選手が横浜FCへ移籍しました。
出場が限られていた若手をレンタルなどで活躍の場を移す移籍が目立っています。
ガンバ大阪<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-移籍IN-
FW:
レアンドロ・ペレイラ(完全)←広島
一美(レンタル復帰)←横浜FC
MF:
チュ・セジョン(完全)←FCソウル
チアゴ・アウベス(完全)←鳥栖
DF:
佐藤(大卒)←明治大学
GK:
林(レンタル復帰)←山口
横浜FCで31試合4ゴールの一美選手がレンタル復帰を果たしました。まだ23歳(11月生まれ)なので更なる成長も見込めます。
サンフレッチェで15ゴールを挙げたレアンドロ・ペレイラ選手も加入。パトリック選手との2トップの可能性もあります。
中盤のチュ・セジョン選手はパスとプレースキックに特徴があり、2018年ロシアワールドカップでも8番を背負って2試合に出場しました。
ガンバ大阪<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-補強方針とピックアップ選手-
2021シーズンの目標はタイトル獲得です。
リーグ戦ではフロンターレに大きく水をあけられてしまったものの、天皇杯でもファイナリストとして元日決勝を戦いました。
その2020シーズンを支えた中盤の選手たちの多くが残留し、そこに現役韓国代表選手を補強することで選手層は更に厚みを増しました。
CBには復調が望まれる昌子選手や三浦選手がおり、FW陣には心強い外国人選手が2人在籍していて盤石となっています。
こうしたセンターラインの選手の補強が、方針の一つであり、その方針はタイトル獲得のために概ね達成されたといえそうです。
一方SBは(センターラインに比較すれば、という前提条件つきですが)やや人材が不足しています。
RSBは高尾選手が一人で担当することになりそうですし、LSBも藤春選手がメインになりそうです。ここに奥野選手や福田選手をコンバートする可能性もあります。
また3バックへの着手も噂されており、SBの人材不足をフォーメーションの変更で補うやり方も考えられます。
この辺りの、「サイドを担う選手」のローテーションがチーム全体のマネジメントに与える影響は大きそうです。
注目選手としてはパトリック選手の相方が誰になるのかという点で、レアンドロ・ペレイラ選手や宇佐美選手となりそうです。
また前述した通り、システム変更などがあればFW陣もそれに対応出来るかどうかがシーズンを通した成績を決定づけていくかもしれません。
ガンバ大阪<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-まとめ-
タイトル獲得へ向けて補強を含めた準備は着々と進んでいるようです。
個人的には昨シーズンのルーキーながら存在感を発揮した山本選手と、ハードワークの出来る小野瀬選手に頑張って欲しいと思っています。
山本選手は、ポジションを争うのが現役韓国代表となりそうですが、それでもスタメンを獲得できるだけの能力とセンスを持っていると思います。
シーズン中の更なる成長も期待できるので、試合に沢山出場出来ると良いのですが…。
小野瀬選手もチアゴ・アウベス選手が加入してきたことでポジション争いが激しくなってきていますが、
ケガなく調子を維持できれば2021シーズンも安定して活躍できると思うので、応援していきたいと思います。