アビスパ福岡<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕

5シーズンぶりにJ1復帰のアビスパ福岡!
開幕にあたって、アビスパ福岡の注目ポイントをご紹介!!

アビスパ福岡<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-2020シーズン振り返り-

順位:2位(J2)
勝ち点:84
勝利数:25
引き分け:9
負け:8
得点:51
失点:29
得失点:+22

一時は17位と出遅れたものの、17節から12連勝(クラブ新記録)。終わってみればJ2の2位を手繰り寄せ、J1昇格を達成しました。
堅守をベースにハイプレスを繰り返し、攻守の切り替えの早さを以て結果を出しました。
失点数はJ2リーグ最少の29。42試合を戦っての29失点というのは素晴らしい数字です。
FW陣ではファンマ・デルガド選手と遠野選手が活躍(34試合8ゴールと41試合11ゴールしました。遠野選手は献身的な守備もチームに好影響を与えました。
福岡のシンボルの城後選手も25試合に出場し、J1昇格に貢献。
MF陣では前選手が攻守に渡ってアグレッシブなサッカーを見せ30試合1ゴール。出色のパフォーマンスを発揮しました。長いJ2リーグのシーズンで戦いきるタフさも素晴らしい。
その他の3ポジションではローテーションさせながら長丁場を乗り切りました。軸となったのは途中加入の松本選手がボランチの役割を果たし(25試合1ゴール)、右サイドの増山選手(36試合5ゴール)、左サイドの石津選手(26試合4ゴール)も質の高いプレーを見せました。田邉選手や福光選手、木戸選手らも20試合以上の出場を記録し、文字通り”総力”でカバーしたと言えるでしょう。
守備陣はクラブ史上で最もクォリティが高いと言えます。GKのセランテス選手は鉄壁の守備を披露し、26試合20失点と、防御率は0点台。CBの上島選手はチーム最多タイとなる41試合出場を果たし、空中戦も対人もどちらも驚異的な強さを発揮。上島選手とCBを組むグローリ選手も安定したパフォーマンス。RSBのサロモンソン選手は高負荷の役割をこなしながらも39試合に出場し、更にチーム内アシストトップ。
アビスパの象徴と言える堅守が輝いた2020シーズンでした。

アビスパ福岡<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-移籍OUT-

FW:
木戸(完全)→山形
東家(レンタル)→今治
遠野(レンタル終了)→川崎

MF:
鈴木(完全)→藤枝
菊池(レンタル終了)→栃木
福光(レンタル終了)→千葉
増山(レンタル終了)→神戸
松本(レンタル終了)→セレッソ大阪

DF:
篠原(完全)→松本
藤井(完全)→群馬
上島(レンタル終了)→柏

GK:
セランテス(契約満了)→未定

強固な守備網を築いた上島選手やセランテスが退団。
高稼働の増山選手や結果を出した遠野選手もレンタル終了に伴い退団しています。

アビスパ福岡<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-移籍IN-

FW:
渡(完全)←大分
ブルーノ・メンデス(レンタル)←デポルティーボ・マルドナド

MF:
ジョルディ・クルークス(完全)←ローダJC
吉岡(完全)←長崎
杉本(完全)←松本
金森(完全)←鳥栖

DF:
志知(完全)←横浜FC
奈良(レンタル)←鹿島
宮(完全)←鳥栖
森山(昇格)←福岡ユース

GK:
永石(レンタル)←セレッソ大阪

堅守の維持のため横浜FCで活躍し水戸時代に長谷部監督に師事した志知選手や、実力充分の奈良選手を獲得。
得点力アップに渡選手と、セレッソ大阪で活躍を見せたブルーノメンデス選手を獲得。

アビスパ福岡<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-補強方針とピックアップ選手-

J1残留(定着)がアビスパの2021シーズンの最大目標です。
チームとしては「勝ち点50と10以上、ルヴァンカップベスト4以上」を目標に掲げていますが、
まずはJ1残留が至上命題。
昨季通りかそれ以上の攻守にアグレッシブなサッカーの体現の為に長谷部監督も知恵を絞りそうです。
昨季もやや攻撃面で難があったことから、J1 で実績のあるFWである渡選手とブルーノメンデス選手を獲得したのは好材料でしょう。
トレーニングマッチで早速、渡選手がゴールを挙げているようですし、
松本山雅から加入の杉本選手の右からの突破もチームにフィットしているようです。
守備陣では身体能力が高く対人守備に定評のある奈良選手に注目したいところです。元々高い能力を持っていながらも、ここ最近は試合出場が少ないシーズンが続いていたので、2021シーズンは福岡で躍動して欲しいですね。

アビスパ福岡<選手・戦力分析・移籍情報>J1リーグ2021シーズン開幕
-まとめ-

2020シーズン主力メンバーがレンタル移籍組だった為に2021シーズンでは新たにチームを構築する必要が出てきたアビスパ。
J1での経験と実績のある選手を、概ね上手く補強できたと言えるでしょう。
金森選手が加わるなど、楽しみな要素は多く存在します。
懸念されるのはクルークス選手など、外国籍選手の合流が遅れそうなことと、ボランチの選手層がやや気がかりでしょうか。また登録人数も29人とやや少なめ。
上位陣に対してどんな試合を見せるのか、開幕から楽しみですね。

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